今までは印鑑証明や住民票などの証明書は市役所などに行かないと取得できませんでした。ですが、個人番号カード(マイナンナンバーカード)を使えばコンビニ交付できるようになり、このサービスを使えばコンビニさえあればすぐに証明書などの書類が用意できるようになるわけですが、ここで利用する手順や料金、コンビニだから利用できる時間は24時間なのか?などについて解説しようと思います。

現在のサービス提供市区町村は549市区町村となっています。(2018年10月4日現在)^

マイナンバーカードを使ったコンビニ交付サービスの利用手順

このサービスを利用する手順は

  1. 個人番号カード取得する
  2. カードを持ってコンビニへ行く
  3. マルチコピー機に個人番号カードをセットする
  4. メニュー項目のコピー、ファックス、写真サービスなどの中から「行政サービス」を選択する
  5. 証明書の種類を選択
  6. プリントアウト

といった流れになります。この時、個人番号カードの受け取り時に決めた4桁のパスワードが必要になります。例として大阪府市民局の解説動画がありますので、参考までにご覧ください。

 

パスワードを忘れた場合は?

もしこの4桁のパスワードを忘れてしまった場合は、住民票のある市区町村の窓口へ行きパスワードを初期化申請します。そしてパスワードの再設定を行わなくてはいけません。またこの時に顔写真付き公的証明書が必要になり本人確認などの手続きもひつようになります。

料金(交付手数料)は?

コンビニ交付で支払う料金は市区町村によって異なりますが、窓口交付よりは50円〜100円ほど安いようです。吹田市の場合だと住民票は窓口だと300円、コンビニだと200円で取得できます。

証明書 手数料 交付地
住民票等の証明
 住民票謄本(世帯全員の写し)  1通につき  300円  住所地
 住民票抄本(世帯の一部の写し)  1通につき  300円  住所地
 除住民票謄本(世帯全員の写し)  1通につき  300円  要確認
 除住民票抄本(世帯一部の写し)  1通につき  300円  要確認
 住民票記載事項証明書  1通につき  300円  住所地
 広域交付住民票  1通につき  300円  要確認
 コンビニ交付の住民票  1通につき  200円  要確認
 印鑑登録の証明
 印鑑登録証明書  1通につき  300円  住所地
 コンビニ交付の印鑑登録証明書  1通につき  200円  要確認

コンビニ交付の利用時間

コンビニなので24時間365日利用できると思ってしまいますが、利用時間は以下のように決められています。

利用時間 : 午前6時30分〜午後11時まで

サービス停止期間 : 年末年始(12月31日〜1月3日まで)

そのほか、市区町村によりメンテナンス期間などによりサービスが停止することもあるそうです。

利用できる店舗やコンビニは?

2018年3月末現在ではコンビニやイオンモールなど全国 約54,000店舗で利用できます。

  • セブンイレブン
  • ローソン
  • サークルK、サンクス
  • ファミリーマート
  • Aコープ北東北
  • セイコーマート
  • イオンリテール
  • コミュニティ・ストア
  • エーコープ鹿児島
  • ミニストップ
  • ポプラ
  • イオン北海道
  • 日本郵便
  • ウエルシア薬局
  • 平和堂
  • 山陽マルナカ
  • イオン九州
  • イオンストア九州
  • 丸久
  • マルトグループホールディングス
  • ジョヴィ

まとめ

全国のコンビニ以外でもこんなに利用できる店舗があるのは驚きですね。マイナンバーカードの普及がどの程度進んでいるのかはわかりません、ですが利用できる環境がこのように増えていくとこれからカードの所持率も上がり、利用者が増えていくでしょうね。手順も簡単で利用時間も年末年始以外は毎日利用できるとなるともはや、個人番号カードを持っていないと時間の無駄にも感じてしまいます。そしてコンビニや薬局は商品を売る以外のサービスが充実しすぎてなくてはならない存在となっていますね!